未生流東重甫5月2日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧24 「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧24 2022年4月のコラム 晴れ晴れと四月を迎えることが出来ました。いたるところ春色が飛び跳ねているようで、心もいささか開放感に喜びを感じています。ともあれ、ここ数年の世情を見る限り、いわゆる春の開放感に浸ってはいられません。3月といえば卒業...
未生流東重甫5月2日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧23「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧23 2022年3月のコラム 3月を迎えると、春の便りが多く届くようになりました。暦の上では「仲春」、春真っただ中と云う事になりますので花の便りを聞くのは当たり前かも知れません。 お正月を新春といって祝い、春一番に咲く梅を春の魁けと称して貴び、桃...
未生流東重甫3月14日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧22「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧22 2022年2月のコラム 今年も早2月、3日が節分で4日が立春でした。24節気の大寒の次に当たる立春ですので、当然の事ながら寒さがますます身にしみます。新しい年を迎えたとはいえ、普通とはいえない世情の中、皆様にはより慎重にお過ごしください。...
未生流東重甫1月3日2022年を迎えて新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 今年の干支は壬寅(みずのえのとら)です。十干の壬(みずのえ)は、五行の木・火・土・金・水のうち、水の陽であり、甲(きのえ:木の兄)、乙(きのと:木の弟)の概念から、兄弟でいう兄といわれ...
未生流東重甫1月1日2021年を振り返って今年もいよいよ年末を迎え、無事このコラムを書く日を迎える事が出来ました。感謝です。昔を振り返らず、毎年、毎日私にとっての初めの一歩を踏み出しています。長く歳を重ねて参りました中でも、流石に思い出深い1年であった事には違いありません。...
未生流東重甫1月1日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧21「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧21 2021年12月のコラム すっかり京都の錦秋は盛りを過ぎましたが、私はこの時期の景色も京都らしく感じています。四季折々の美を感じつつも、毎年のことではありますが、今年1年がいつの間にか過ぎていく気がいたします。...
未生流東重甫2021年11月8日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧202021年11月のコラム「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧20 過ぎていく季節の中、人それぞれに歴史が刻まれていきます。 今年の秋は、自分にとってどんな過去を生み出してくれたでしょうか。四季折々の時節が、刻々と過去を積み重ねていきます。人それぞれの過去がこの秋のように清しいもので...
未生流東重甫2021年11月8日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧192021年10月のコラム「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧19 今年は例年の夏の暑さを感じないまま初秋を迎え、もう10月ですが、季節外れの暑い日々が続いていた10月でした。 それぞれの季節を楽しく迎えたいものですが、秋だからといって誰もが楽しく迎えられるとは限りません。それでも毎...
未生流東重甫2021年9月12日「華道玄解」 閲覧18 荒木白鳳著2021年9月のコラム「華道玄解」 閲覧18 荒木白鳳著 毎年の暑さに慣れる事は出来ませんが、未だ耐える事は出来ます。今年は、この状況下にもかかわらず行われたオリンピックが終わり、パラリンピックへと期待が高まります。 スポーツが感動を与えてくれるのは、どんな状況下においても...
未生流東重甫2021年9月12日「華道玄解」荒木白鳳 閲覧172021年7月のコラム「華道玄解」荒木白鳳 閲覧17 24節気でいうと、6月21日から7月は6 日までが「夏至」、7日の七夕から7月21日までが「小暑」、22日から8月6日までが「大暑」となります。雑節もあり、2日が「半夏生」、19日から8月6日までが「夏の土用」です。...
未生流東重甫2021年6月27日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧16「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧16 2021年(令和3年)6月のコラム 何事も自然の成せる技とは言い切れない現状ですが、自然の美しさは変わりません。6月にもなると瑞々しい新緑が目に鮮やかで、一瞬心を洗われる思いがします。...
未生流東重甫2021年5月31日NHKカルチャーラジオ講座:『花の文化と季節の行事』開催決定!いけばなと日本の文化、花のある生活のミニ知識もお教えします 日常生活に溶け込んでいる花と日本文化の関係を、特にいけばなを通じて背景や意義などをお話しします。 古来、花と日本人はどのような関係だったのか。桜には春、山から降りてくる「田」の神様が宿ると信じられており、桜の花の咲...
未生流東重甫2021年5月31日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧15「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧15 2021年5月のコラム 何をしていても、過ぎゆく日をどのように感じても、日々は過ぎていきます。なかなか待ってくれないなぁ、とこんな思いでもう新緑の5月を迎えました。そしてやはり植物は「上手く自分を生きているなぁ」と感じてしまいます。...
未生流東重甫2021年4月19日「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧14 「華道玄解」荒木白鳳著 閲覧14 2021年4月のコラム 今年も早いもので4月を迎えます。3月が卒業、退職といった別れの月なら、4月といえば入社、入学、始まりの月です。新春、正月ではなく、なぜか2021年度の始まり、夢多き生活の始まりです。...
未生流東重甫2021年3月7日「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧13「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧13 2021年(令和3年)3月のコラム 3月に入りますとすぐに上巳の節句である雛祭りです。上巳の節句は五節句の1つで、現在は3月3日(上巳:じょうみ)に行われていますが、元々は字の如く3...
未生流東重甫2021年2月3日「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧12「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧12 2021年2月(令和3年)のコラム 前回までのコラムでは「風姿花伝」(世阿弥)などから引用して「いけばなとは」を考えてみました。華道玄解の云う「人倫の道」「教え」の大切さを感じ得た事と思います。...
未生流東重甫2021年1月4日2021年(令和3年)を迎えて今年は辛丑(かのとうし)の歳、私が己(つちのと)丑歳生れであるから十二支の六巡目も誕生日のある五月で終えます。今時あまり聞かない年の数え方ではありますが、陰陽五行の組み合わせで60年周期の中の辛丑の歳にあたります。 五行の木・火・土・金・水(もく・か・ど・ごん・すい)のそれ...
未生流東重甫2020年12月30日2020年を振り返って2020年も残りわずかになり今年を振り返ってみると、常の私らしくない1 年であったような気もしますが、過ぎゆく1日1日が自分の過去創りの積み重ねであると思うと今年も自分自身にとってはとても有意義な1年であったように思います。...
未生流東重甫2020年12月13日「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧11「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧11 2020年(令和2年)12月のコラム 今年もあっという間に師走を迎えました。新型コロナの影響で例年よりもやり残したことが多くあるような気がします。 いままでになく本を読む時間は増えたものの、身体はのんびりが板に着いてしまいました。...
未生流東重甫2020年12月13日「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧10 2020年11月のコラム「華道玄解」 荒木白鳳著 閲覧10 2020年11月のコラム いけばなの花材を見ると、日本の情緒を醸し出すような優しい佇まいの秋草、そして木々の彩りの移りゆきに秋の深まりを感じます。今年のコラムは、図書館での閲覧が許されている中から選んだいけばな資料を読み進んでいますが、...