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未生流 東重甫
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未生流東重甫
2013年7月1日
7月の花:睡蓮(スイレン)
7月は1日の海開きから始まり、七夕や夏祭りと夏真っ盛りの行事が多い月です。この7月には、文月(ふみづき)、七夕月(たなばたづき)、女郎花月(おみなえしづき)、初秋(はつあき)、 涼月(りょうげつ)、 蘭月(らんげつ)、桐月(とうげつ)など、他にも多くの名前があります。 ...


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2013年6月1日
6月の花:夏椿(婆羅樹:シャラノキ)
ついこないだ桜が咲いたと思っていたところですが、先週より6月に入りました。今年は例年よりも早く5月に梅雨入りした地域も多いため、梅雨といえば6月、6月といえば梅雨という季節感をあまり感じないかもしれません。 さて、学生や社会人の方の中にはお気づきの方もいらっしゃると思います...
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2013年5月1日
5月の節句
前回は3月の節句のお話しをしましたが、五節句のうち2番目に来るのが5月の「端午(たんご)の節句」です。この節句は、菖蒲の節句・重五(ちょうご)・五月節とも言われています。 旧暦では午(ご)の月は5月にあたり、この午の月の最初の午の日を節句として祝っていたものが、「端」は...

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2013年5月1日
5月の花:花菖蒲(ハナショウブ)
5月は端午の節句のコラムでも菖蒲を紹介していますが、今は一般的に菖蒲と言えば花菖蒲をさします。花菖蒲といえば、「菖蒲・アヤメ・杜若(かきつばた)」の3つの花が連想される方もいらっしゃると思います。この3種の花は凛とした美しい姿をもち、見分け難しいと思われがちなのですが、実は...


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2013年4月1日
4月の花:桜(サクラ)
今年は去年と比べて3月上旬から暖かい日が続いたこともあり、桜の開花時期が大幅に早いようです。すでに開花時期を過ぎた種類も多くありますが、新年度の最初の月に桜を連想する行事も数多くあることもあり、は桜をイメージするのではないでしょうか。 ...


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2013年3月24日
京都雅未生会決起総会開催報告
去る平成25年3月24日に、長岡京市生涯学習センターバンビオにて、京都雅未生会決起総会が開催されました。 この京都雅未生会は、会員数約40名で平成25年3月3日に発足したばかりの小さな会ですが、今一度華道を学ぶことを純粋に見つめ直すことや初心に立ち返ることを大切にするこ...
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2013年3月3日
3月の節句
3月の節句といえば、桃の節句=雛祭りと連想する方も多いかと思います。旧暦の3月3日が桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」と呼ばれていますが、京の貴族階級の子女が天皇の御所を真似た御殿や飾り付けで遊んで、無病息災を願ったのが「上巳(じょうみ)の節句」の始まりだと言われて...


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2013年3月1日
3月の花:椿/海石榴(ツバキ)
日本原産の椿は、ツバキ科ツバキ属の植物で、学名をCamellia Japonicaといいます。日本原産だけにみなさんも馴染の深い花ではないかと思います。常緑性の高木で、樹皮はなめらかで灰白色の優しい印象をもっており、これはいけばなにおいても大切なポイントです。葉は互生、楕円...

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2013年3月1日
五節句
五節句の「節」は、季節の挨拶などに使われる24節気の「節」とは別のものですので、まずは簡単に24節気についてご説明しましょう。 24節気は、太陰暦による季節のずれを正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案された区分手法の1つで、1年を12の「中気」と12の「節気」...


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2013年2月1日
2月の花:梅
いけばなに欠く事の出来ない花材であり、一般庶民にも関わりが大きい植物ということで梅を二月の花に選びました。 まず、少し学問的なことをご紹介します。 分類 バラ科 サクラ属 梅種 英名 Japanese apricot 梅の字 (あざな)梅・烏梅・汗米・宇米・有米・干梅...


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2013年1月3日
1月の花:若松
未生流ではめでたく新年を迎える花として、元日は若松、2日は伐り竹(きりたけ)、3日は梅をいけてお正月の三が日を祝います。 特に元日は、五節句の日とも考えられていることから、若松を七五三(しめ)の伝でいけます。七五三の伝とは、注連縄(しめなわ)飾りの藁の節を三・五・七と付け...
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2013年1月1日
2013年を迎えて
みなさま 新年明けましておめでとうございます。 お元気に新春をお迎えのことと存じますが、いかがおすごしでしょうか。 さて、昨年1年間は、「2012年を振り返って」でも少し触れさせていただきましたが、大変充実した1年でありました。そして、過去の行方を探す訳ではありませ...
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2012年12月23日
2012年を振り返って
2012年を振り返って 気が付けば師走に入り、2012年も残りわずかとなりました。皆さんも慌ただしい毎日を送っておられるのではないのでしょうか。 振り返えってみれば、2012年は生け花を通じて新しいことを含め、様々なことにチャレンジをした色の濃い1年でありました。 ...


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2012年12月1日
12月の花:水仙(スイセン)
水仙は、ヒガンバナ科スイセン属(ナルシサス属)に属する植物で、原産地は地中海沿岸です。 ちちろ、ちちろっぱ、はるたま等、別名には面白い名があり、この他にも色々あります。 名前だけでなく、園芸品種についても1万品種以上もあり、品種改良などで現在も増え続けています。品種が多い...


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2012年11月1日
11月の花:ツルウメモドキ
蔓梅擬は、ニシキ木科ツルウメモドキ属に属するつる性の樹木ですが、葉の形が梅に似ていることからこの名前が付きました。 5月頃に花が咲き、初夏には黄緑色の実がなりますが、秋になるとこの実が薄黄色に熟します。熟した後は皮の中から赤い種子が現れます。 ...
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2012年10月15日
時代祭と花
時代祭は、葵祭・祇園祭と並んで京都の三大祭に挙げられていますが、その歴史は浅く、葵祭が567年、祇園祭が863年に対して、時代祭は平安建都1100年を記念して1895年に建てられた平安神宮の記念事業として、行われるようになったのが始まりです。この祭が行われる10月22日は、...


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2012年10月1日
10月の花: キク
「いけばな」においても菊は欠く事のできない草花であり、平安時代に五節句の思想と共に菊も渡来したと考えられています。 五節句とは、「人日(じんじつ)」「上巳(じょうし/じょうみ)」「端午(たんご)」「七夕(たなばた)」「重陽(ちょうよう)」のことで、それぞれ1月7日、3月...


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2012年9月1日
9月の花:ススキ
秋は草花が美しい季節ではありますが、色々ある中から「中秋(ちゅうしゅう)*の名月」に飾る芒を今回はテーマにします。奈良時代の歌人である山上憶良(やまのうえのおくら)が秋の七草について、万葉集(巻8)で詠んでいます。 「萩(はぎ)の花 尾花(おばな) 葛花(くずばな) 瞿麦(...


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2012年8月1日
8月の花: ハス
古名は「はちす」。 花托(蓮肉・台(うてな))の形が蜂の巣に似ている所から名付けられました。水芙蓉・不語仙・池見草などと称します。 中国では「荷か」の字を当てます。日本へは仏教と共に渡来した花で歴史は古く、釈迦生誕の故事にも出てくるもので仏教とは深く縁のある花です。 ...
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2012年7月15日
祇園祭と花
祇園祭は、京都八坂神社(通称:祇園さん)で行われる祭礼で、869年(貞観11年)に始まり、970年から天災や戦争などでの中止を除き、ほぼ毎年行われています。元々、平安朝の貞観11年に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行した時、厄除け・無病息災を祈って始まった祭りで、7月1日か...
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