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未生流 東重甫
いけばな教室
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5月の節気:立夏と小満
24節気のコラムも5回目となりましたが、今月は立夏と小満をご紹介します。ここ最近は大型連休の頃から真夏日になる年が多く、気温が高くなるという意味からは、立夏なのかもしれません。 なお、余談ですが、24節気の他に、季節の移り変わりの目安となる雑節(ざっせつ)があります。これ...
未生流東重甫
2014年5月5日


5月の花:牡丹(ボタン)
今月の花は、花の王様とも呼ばれる牡丹(ぼたん)です。 牡丹は、ユキノシタ科ボタン科ボタン属に属する被子植物の落葉小低木で、学名をPaeonia suffruticosa、英名はPeonyです。牡丹の別名には、名取草や深見草、廿日草(はつかそう)、富貴草、富貴花、花王、花神...
未生流東重甫
2014年5月1日
4月の節気:清明と穀雨
24節気の節は季節の始まりとされています。春は立春より、夏は立夏より、秋は立秋より、冬は立冬より始まります。 立春を過ぎると、いくら寒くても余寒といい、立秋を過ぎるといくら暑くても残暑といいます。(残暑見舞いを出す時期も立秋以降です。) ...
未生流東重甫
2014年4月5日


4月の花:山吹/棣棠(ヤマブキ)
今月は、太田道灌(おおたどうかん・室町時代後期の武将)の逸話*で有名な山吹を紹介します。山吹は、六玉川(むたまがわ・古歌に詠まれた6つの玉川)の1つで京都山城国(現在の綴喜郡井手町)井出の玉川**でも一般的に知られています。 山吹は、学名をKerria...
未生流東重甫
2014年4月1日
3月の節気:啓蟄と春分
24節気は、暦に気候の推移を示す24の基準点です。 旧暦では、冬至を計算の起点(0度)において1太陽年を24等分していたのに対し、新暦では、春分点を起点としています。 太陽が春分点を起点に再び春分点に達するまでを360度とし、これを24等分することで各節気を配置、1年間...
未生流東重甫
2014年3月1日


3月の花:春蘭(シュンラン)
今月は春に咲く蘭、春蘭(しゅんらん)を紹介します。 春蘭は、単子葉植物ラン科、セッコク亜科シュンラン属多年草で学名はCymbidium goeringii、別名にホクロ・ジジババなどがあります。この名前の由来は諸説あり、花の形からきたとも言われています。また、花言葉には気品...
未生流東重甫
2014年3月1日


2月の花:福寿草(フクジュソウ)
今月は福寿草(ふくじゅそう)を紹介したいと思います。福寿草は、キンポウゲ科フクジュソウ属に属する多年草で、学名はAdonis ramosa Franchです。また、元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持っており、青森や岩手ではマングサ、ツチマングサと呼ぶ地...
未生流東重甫
2014年2月1日
2月の節気:立春と雨水
前回の1月:小寒と大寒でも説明しましたとおり、24節気は、中国で紀元前4・5世紀頃から形成され始め、紀元前3・4世紀頃には今の様な形式になったといわれています。そしてその名称の1つ1つが、当時の政治・経済・文化の中心であった黄河中下流の大陸的気候に基づいてつけられたものです。...
未生流東重甫
2014年2月1日


"日本の文化と松竹梅"特別講演
日時:平成26年1月31日 13:00~16:00 於 :乃木會舘 璞の間 記 :石井 順甫 本講演は、平成24年5月に行われた「"カキツバタの魅力を楽しむ"~KORIN展に寄せて~」に引き続いて恵泉女学園主催で行われました。 ...
未生流東重甫
2014年1月31日
1月の節気:小寒と大寒
もし、我々人間社会に暦が無かったら、何も成立しないのではないでしょうか。原始社会においてもその社会に相応しい暦がありました。 人間以外の動物にも昼夜の変化・気温の変化・季節の移り変わり等による自然の変化を察知してそれぞれの社会を形成していて、身近なところではクマなどの変温...
未生流東重甫
2014年1月3日


1月の花:薺(ナズナ)
今年も「今月の花」を続けることになりました。思いつくままの花選び、コメントではありますが、これまで気づかなかったその花の良さを発見するかもしれないと思いながら書いておりますので、お付き合いください。 1月は春の七草から薺(なずな)を紹介します。 ...
未生流東重甫
2014年1月1日


2014年を迎えて
みなさま 新年あけましておめでとうございます。 さて、毎年の事ではありながら、心身共に一新する様な思いになるのは何故でしょうか。 新年を迎え、「今年こそは…!」ではありませんが、「一年の計は元旦にあり」に表わされるような新たな気持ちを楽しみたいものです。 ...
未生流東重甫
2014年1月1日
2013年を振り返って
2013年も終わりに近づき、「もう1年が過ぎるのか!」と感じながら師走を迎えています。 まさに光陰矢の如し。私のような還暦も過ぎた年齢になりますと過ぎゆく日が余計に早く感じると聞きますが、そんな思いはみなさんも同じではないでしょうか。ともあれ、2013年を振り返ってみますと...
未生流東重甫
2013年12月18日


12月の花:山茶花(サザンカ)
あっという間に今年も残すこと1か月となりました。今月はこの季節に馴染みの深い花の1つである山茶花(さざんか)を紹介します。 何とも読み難い字ではありますが、山茶花はこの名の音の響きが童謡「たきび」に出てくる懐かしい子供の頃の光景を思い出させてくれ、心にぬくもりも感じさせ...
未生流東重甫
2013年12月1日


11月の花:石蕗(ツワブキ)
今年は長い夏でしたが、ようやく秋めいてきました。今月は、秋に花を咲かす石蕗(つわぶき)を紹介したいと思います。 石蕗は、キク科ツワブキ属に分類される多年草です。学名をシノニム、英名をLeopard plant、別名にイシブキ...
未生流東重甫
2013年11月1日


10月の花:藤袴(フジハカマ)
秋の七草の中から8月に女郎花、9月は桔梗とお話ししてきましたが、今月も続いて秋の七草の中から藤袴(ふじばかま)を紹介したいと思います。 藤袴は、キク科ヒヨドリバナ属に属する多年草で、奈良時代に香料として渡来したものが野生化したものと考えられ、古くから香料・薬草に使われて...
未生流東重甫
2013年10月2日


9月の節句
5節句のうち、1年で最後にくるのが9月9日の重陽(ちょうよう)の節句になります。 これまで5回にわたって節句についてお話をしてきましたが、まずは節供と節句の違いについておさらいしたいと思います。 まず、陰陽思想においては、奇数は陽、偶数は陰とします。節句では、月を陰、日を...
未生流東重甫
2013年9月9日


9月の花:桔梗(キキョウ)
桔梗は、万葉集のなかで秋の七草と歌われている萩・尾花・葛・撫子・女郎花・藤袴・朝顔のうち、「朝顔」に該当するといわれています。 植物としては、キキョウ科キキョウ属に分類される多年草本植物で、自生株は絶滅危惧種でもあります。つぼみの状態では花びら同士が風船のようにぴたりと...
未生流東重甫
2013年9月1日


8月の花:女郎花(オミナエシ)
梅雨明け直後から炎暑ともいえる暑い日々が続いていますが、今年は8月7日が「立秋」にあたります。つまり、暦の上では秋になります。万葉集の巻八では、秋の七草について、以下のように詠まれています。 萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 ...
未生流東重甫
2013年8月1日


7月の節句
1年における5節句のうち、みなさんに一番身近なものがこの7月にある七夕(たなばた・しちせき)ではないでしょうか。この七夕は元来、中国の行事であったものが奈良時代に伝わり、元から日本にあった棚機津女(たなばたつめ)の伝説と合わさって生まれた言葉です。 ...
未生流東重甫
2013年7月7日
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