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未生流 東重甫
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7月:八朔(はっさく)
6月のコラムでは、三元(上元、中元、下元」を御紹介しましたが、今月もこの三元に関連したお話しになります。 三元は、陰暦の1月、7月、12月(10月)の15日でほぼ満月にあたる日ですが、朔日(ついたち、さくじつ)も神社仏閣では1月、8月、12月の三朔日は特別にお祀りしています。...
未生流東重甫
2015年7月24日


7月の花:令法(リョウブ)
暑さ厳しいこの時期に白い花を咲かせ心和ませてくれる令法は、被子植物門双子葉植物網ツツジ目リョウブ科リョウブ属リョウブ種に分類される落葉小高木で、高さは3m~10mにもなります。 6月から8月にかけて、数本の細長い穂状の花序をほぼ水平に出すのが特徴です。 ...
未生流東重甫
2015年7月24日
6月:中元
この時期になると、とあるデパートからずっしりとした冊子が送られてきます。関東に合わせると1ヶ月早い「お中元」のシーズン到来です。お中元と中元とはどんな関わりの中に有るのかぼんやりとしかわかりません。 中元の説明をする際、切り離す事が出来ない三元があります。そこで、今月は三元...
未生流東重甫
2015年6月17日


6月の花:美容柳(ビヨウヤナギ)
6月は、よく見かける黄色い花を沢山咲かせる美容柳(びようやなぎ)をご紹介します。 美容柳は一見、金糸梅(キンシバイ)と間違えやすい花でもありますので、この2つの花を比較しながらご説明いたしましょう。 この2つの花を様々な点で比較してみましたが、下表のとおりほぼ違いはありませ...
未生流東重甫
2015年6月17日
5月:誕生日(祝事の花の心得より)
今年は「伝書三才の巻」から項目を選んでお話をしています。未生流伝書三才の巻とは、いけばなを始めるに当たり知っておくべきこと、例えば「いけばなの成り立ち」や「いけばなの大意」そして教えるに当たり必要なことなどの説明があります。 ...
未生流東重甫
2015年5月7日


5月の花:太藺(フトイ)
春の華やかな花の競演も少し落ち着き、新緑が芽にまぶしく清々しい季節の到来です。 この季節、近年では夏の盛りの様な天気の日も多いようですが、まだ朝夕には涼しい風を感じます。 山の新緑、里の花、そして水辺には杜若(かきつばた)や河骨(こうほね)、そして群がる緑の線の重なりが...
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2015年5月7日
4月:元服
2015年4月のコラム 元服(祝事の花の心得より) 今年は「伝書三才の巻」から項目を選んでお話しています。1月は婚礼の花、2月は節分、3月は新宅移徙の心得と進んできましたが、4月は「伝書三才の巻」の“祝事の花の心得”から「元服(げんぷく)」をお話します。...
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2015年4月5日


4月の花:芍薬(シャクヤク)
芍薬は、ボタン属草本類の総称で、ユキノシタ目ボタン科ボタン属シャクヤク種に分類される被子植物であり、亜種や変種を含めて30数種類が知られ、日本、中国、シベリア、ヨーロッパと米国の一部に分布しています。学名をPaeonia...
未生流東重甫
2015年4月5日
3月:新宅移徙(ワタマシ)の心得
3月になりました。この時期は、入学・入社、転勤などで慌ただしく引越しをする人が多い時期でもあります。現代社会において、引越し(移徙)は当然のごとく行われ、家やマンションにそこまで愛着がないこともあり、引越しが一大事業と考える暇もなく住みつき、その社会になれていきます。加えて...
未生流東重甫
2015年3月8日


3月の花:杜若(カキツバタ)
今月の月極テーマコラムで「新宅移徙の花の心得」を紹介していますが、移徙(わたまし)とは、新しい住まいに移ることです。この新しい住まいとは、新築かどうかに限らず、いわゆる中古住宅へ移る場合も該当し、その際にいけられる花の中から、杜若(かきつばた」をご紹介します。...
未生流東重甫
2015年3月8日
2月: 節分
2月は伝書三才の巻に記載されています「四季祝い日の花の心得」から節分を取り上げます。 節分とは、その字の如く季節を分ける日です。いわゆる24節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日をいい、雑節になります。現在では、2月3日(まれに2月4日)を節分として神社やお寺では祝いや厄払いの...
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2015年2月15日


2月の花: 梅
1月は婚礼の花から、竹を取り上げました。今月は、節分の花や多くの祝事の花に使われています梅を取り上げます。 梅は、被子植物門双子葉植物網バラ科サクラ属ウメ種に分類される落葉高木で、外来種です。英名をJapanese apricot、別名に「好文木」(西暦280年頃、晋の武帝...
未生流東重甫
2015年2月15日
1月:婚礼の花
年の始でもありますので1月は「婚礼の花」についてお話します。 未生流三才の巻には、「婚礼の花挿け方の心得」が、伝書 原一旋転には、婚礼式産巣日の神(むすびのかみ)の御事として、「故にこの席の挿花は、松竹の二瓶を挿けて、竹の代々に久しき香具山の昔をもて備え、松の千歳の翠(みど...
未生流東重甫
2015年1月31日


1月の花:竹
今月は日本の関係が古い「竹」をご紹介します。竹と日本の歴史は「神代」にさかのぼり、縄文時代(約1万~2300年前)の土器に竹を描いたものが多く出土おり、弥生時代(約2300年~1700年前)から古墳時代(約1700~1500年前)には竹管(竹玉)が祭祀具として用いられたこと...
未生流東重甫
2015年1月31日
2015年を迎えて
2015年を迎えて 皆様、新年あけましておめでとうございます。2015年、輝かしい年の幕開けです!今年という未知の世界にまた一歩踏み込みました。 今年がどのような年になるのか楽しみです。自分自身が創り出す事の出来るものなら目標や夢がそこにありますが、ままならないのが時の経過...
未生流東重甫
2015年1月3日
2014年を振り返って
「師走の慌ただしさを感じながら、身近な目標に向かい忙しさに身を任せ1年を終える」今年も昨年とは異なる心持ちで新年を迎えたのですが、もうその一年が過ぎていきます。 物事にあまり捉われる事無く、自分を生きる。こんな思いで迎えた一年でしたが、年々違った思い出で一年を過せることに感...
未生流東重甫
2015年1月1日
12月の節気:大雪と冬至
本当に早いもので、1月から24節気を紹介してから今月で全て網羅することになります。 節気は中国の殷代に使われていた太陰太陽暦を基にしたものであり、これは太陰歴に24の節目を注記することで太陰太陽暦へ行こうし、気候の推移を太陽の推移で示すことが可能になりました。毎年同じ季節に...
未生流東重甫
2014年11月29日


12月の花:蝋梅(ロウバイ)
様々に織りなす錦絵のような景色も、過ぎてしまえば邪魔物のように忘れ去られます。春の桜もそうですが、良い時もやがて過ぎ去る、人社会の悲哀を感じます。ともあれ、冬眠する木々もあれば寒さに負けずと花を咲かせる木々も沢山あります。そんな中から、今月は厳寒の頃に春を思わせる様な芳香を...
未生流東重甫
2014年11月29日
11月の節気:立冬と小雪
11月は、深まる秋を目で感じ、肌で感じ、音で感じ、匂いで感じ、舌で感じる時期であり、また、五感で感じる秋は人それぞれの味わいがあります。山々の景色の移りゆく色の賑わいと枯れ落ちる葉や、里の華々しく菊の競演、秋草の楚々とした美しさが気位高く咲く様、そして池には枯れた蓮が侘び寂...
未生流東重甫
2014年11月2日


11月の花:寒椿(カンツバキ)
11月は、いよいよ冬を迎える季節です。24節気の小雪と立冬にもあるように、少しの間秋の実りに舌鼓を打っているとすぐそこに冬が出番を待っています。また、秋のなごりを惜しむかのように紅葉で真っ赤に燃える山々に哀愁を感じる季節でもあります。そんな時節の中で出番を待っている草木も多...
未生流東重甫
2014年11月2日
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