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未生流 東重甫
いけばな教室
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9月:茶室の花
2015 年9 月のコラム 茶室の花の心得 酷暑だった今年の夏も終わり、今年は秋がいつもより早く訪れる気配を感じるような日々です。冬には春が恋しい、春には夏が愉しみ、夏には秋の訪れを待ち、秋には冬の遊びに期待する。四季それぞれの訪れを楽しむ気持ちが1年中幸せになる秘訣ですね...
未生流東重甫
2015年10月4日


9月の花:蘭(ラン)
「9月の風は秋を感じさせてくれます」というセリフも久しく、ここ数年は9月に入ってもまだ秋を満喫できるような気候ではありません。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、秋のお彼岸の頃には朝夕の爽やかな風が心地よく頬を撫でて行き過ぎます。まだまだ残暑が厳しい日々が続きますが、今...
未生流東重甫
2015年10月4日
8月:追善の花
今年は未生流伝書「三才の巻」から抜粋してお話をしていますが、今月は今ではあまりいける事もありませんが、時節柄も考慮して追善の花を選んでみました。 現代のいけばなでは、「どんな形の花をいけるか?」「どのように綺麗な花をいけるか?」「何を感じて流派の花の形をいけるか?」と形を求...
未生流東重甫
2015年8月16日


8月の花:秋明菊(シュウメイギク)
暦の上では7月に秋を迎え、8月は秋真最中ですが、連日酷暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。 旧暦と新暦の間でのいけばなは花材調達に難しい所があり、実際、新暦の七夕に秋の草花を揃える事はなかなか出来ません。とはいえ、灼熱の太陽が照りつける中、秋草を思うと涼しい気分に...
未生流東重甫
2015年8月16日
7月:八朔(はっさく)
6月のコラムでは、三元(上元、中元、下元」を御紹介しましたが、今月もこの三元に関連したお話しになります。 三元は、陰暦の1月、7月、12月(10月)の15日でほぼ満月にあたる日ですが、朔日(ついたち、さくじつ)も神社仏閣では1月、8月、12月の三朔日は特別にお祀りしています。...
未生流東重甫
2015年7月24日


7月の花:令法(リョウブ)
暑さ厳しいこの時期に白い花を咲かせ心和ませてくれる令法は、被子植物門双子葉植物網ツツジ目リョウブ科リョウブ属リョウブ種に分類される落葉小高木で、高さは3m~10mにもなります。 6月から8月にかけて、数本の細長い穂状の花序をほぼ水平に出すのが特徴です。 ...
未生流東重甫
2015年7月24日
6月:中元
この時期になると、とあるデパートからずっしりとした冊子が送られてきます。関東に合わせると1ヶ月早い「お中元」のシーズン到来です。お中元と中元とはどんな関わりの中に有るのかぼんやりとしかわかりません。 中元の説明をする際、切り離す事が出来ない三元があります。そこで、今月は三元...
未生流東重甫
2015年6月17日


6月の花:美容柳(ビヨウヤナギ)
6月は、よく見かける黄色い花を沢山咲かせる美容柳(びようやなぎ)をご紹介します。 美容柳は一見、金糸梅(キンシバイ)と間違えやすい花でもありますので、この2つの花を比較しながらご説明いたしましょう。 この2つの花を様々な点で比較してみましたが、下表のとおりほぼ違いはありませ...
未生流東重甫
2015年6月17日
5月:誕生日(祝事の花の心得より)
今年は「伝書三才の巻」から項目を選んでお話をしています。未生流伝書三才の巻とは、いけばなを始めるに当たり知っておくべきこと、例えば「いけばなの成り立ち」や「いけばなの大意」そして教えるに当たり必要なことなどの説明があります。 ...
未生流東重甫
2015年5月7日


5月の花:太藺(フトイ)
春の華やかな花の競演も少し落ち着き、新緑が芽にまぶしく清々しい季節の到来です。 この季節、近年では夏の盛りの様な天気の日も多いようですが、まだ朝夕には涼しい風を感じます。 山の新緑、里の花、そして水辺には杜若(かきつばた)や河骨(こうほね)、そして群がる緑の線の重なりが...
未生流東重甫
2015年5月7日
4月:元服
2015年4月のコラム 元服(祝事の花の心得より) 今年は「伝書三才の巻」から項目を選んでお話しています。1月は婚礼の花、2月は節分、3月は新宅移徙の心得と進んできましたが、4月は「伝書三才の巻」の“祝事の花の心得”から「元服(げんぷく)」をお話します。...
未生流東重甫
2015年4月5日


4月の花:芍薬(シャクヤク)
芍薬は、ボタン属草本類の総称で、ユキノシタ目ボタン科ボタン属シャクヤク種に分類される被子植物であり、亜種や変種を含めて30数種類が知られ、日本、中国、シベリア、ヨーロッパと米国の一部に分布しています。学名をPaeonia...
未生流東重甫
2015年4月5日
3月:新宅移徙(ワタマシ)の心得
3月になりました。この時期は、入学・入社、転勤などで慌ただしく引越しをする人が多い時期でもあります。現代社会において、引越し(移徙)は当然のごとく行われ、家やマンションにそこまで愛着がないこともあり、引越しが一大事業と考える暇もなく住みつき、その社会になれていきます。加えて...
未生流東重甫
2015年3月8日


3月の花:杜若(カキツバタ)
今月の月極テーマコラムで「新宅移徙の花の心得」を紹介していますが、移徙(わたまし)とは、新しい住まいに移ることです。この新しい住まいとは、新築かどうかに限らず、いわゆる中古住宅へ移る場合も該当し、その際にいけられる花の中から、杜若(かきつばた」をご紹介します。...
未生流東重甫
2015年3月8日
2月: 節分
2月は伝書三才の巻に記載されています「四季祝い日の花の心得」から節分を取り上げます。 節分とは、その字の如く季節を分ける日です。いわゆる24節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日をいい、雑節になります。現在では、2月3日(まれに2月4日)を節分として神社やお寺では祝いや厄払いの...
未生流東重甫
2015年2月15日


2月の花: 梅
1月は婚礼の花から、竹を取り上げました。今月は、節分の花や多くの祝事の花に使われています梅を取り上げます。 梅は、被子植物門双子葉植物網バラ科サクラ属ウメ種に分類される落葉高木で、外来種です。英名をJapanese apricot、別名に「好文木」(西暦280年頃、晋の武帝...
未生流東重甫
2015年2月15日


未生流 東重甫先生 / ビル・ヒクソン先生 によるデモンストレーション 「おもてなしの心」
お二人の先生にそれぞれのおもてなしの心を「花」で表現していただきます。 日時 2015年2月23日(月) 14時00分~16時00分 (13:30開場) 会場 国際文化会館 港区六本木5-11-16 会費 4,500円(税込)...
未生流東重甫
2015年1月31日
1月:婚礼の花
年の始でもありますので1月は「婚礼の花」についてお話します。 未生流三才の巻には、「婚礼の花挿け方の心得」が、伝書 原一旋転には、婚礼式産巣日の神(むすびのかみ)の御事として、「故にこの席の挿花は、松竹の二瓶を挿けて、竹の代々に久しき香具山の昔をもて備え、松の千歳の翠(みど...
未生流東重甫
2015年1月31日


1月の花:竹
今月は日本の関係が古い「竹」をご紹介します。竹と日本の歴史は「神代」にさかのぼり、縄文時代(約1万~2300年前)の土器に竹を描いたものが多く出土おり、弥生時代(約2300年~1700年前)から古墳時代(約1700~1500年前)には竹管(竹玉)が祭祀具として用いられたこと...
未生流東重甫
2015年1月31日
2015年を迎えて
2015年を迎えて 皆様、新年あけましておめでとうございます。2015年、輝かしい年の幕開けです!今年という未知の世界にまた一歩踏み込みました。 今年がどのような年になるのか楽しみです。自分自身が創り出す事の出来るものなら目標や夢がそこにありますが、ままならないのが時の経過...
未生流東重甫
2015年1月3日
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