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7月の花:半夏生(ハンゲショウ)

July 9, 2018

 

うっとうしい梅雨がようやく終わり、待望の夏がきた!と思えたのは遥かに遠い昔のようで、ここ最近は例年のように猛暑や酷暑の夏が続いているおかげで降り注ぐ灼熱の太陽を避けるように過ごすのはどこかもったいない気がします。

さて、陰陽五行説の陽の時季にあたる7月は、24節気では晩夏となり、この夏の一番暑い季節です。7月1日~6日までは24節気の夏至に含まれ、72候では末候の半夏生(はんげしょうず):からすびしゃくが生え始めるころに当ります。このからすびしゃく*はサトイモ科で、今回ご紹介するのは草本の半夏生(はんげしょう)です。

 

≪半夏生(はんげしょう)≫

半夏生は、被子植物、双子葉植物、コショウ目、ドクダミ科、ハンゲショウ属に分類され、水辺や湿地に生える多年生落葉草本植物です。学名をSaururus chinensisで、別名には三白草、半化粧、半夏生、片白草(かたしろぐさ)等があります。なお、ドクダミ科は、アジア東部と北アメリカに5属7種が分布し、小さいながらもユニークな群で、日本には2属2種があります。この科の植物はすべて長い地下茎をもつ多年草で、托葉のある柔らかい単葉を互生、托葉は長い葉柄の基部に合着します。茎や葉に独特の臭気があり、茎の上部につく葉が夏に表面だけ白色になる。この様子から「半化粧」の名がついたという説や暦の「半夏生」頃に葉が白くなるからとする説もあります。花期は6~8月頃で茎の頂部に長さ10㌢程の総状花序を出して多数の白色の小花をつける。

また、半夏生は、本州の関東地方以西から南西諸島、中国、フィリピンまでの東アジア暖温帯から亜熱帯の低湿地にしばしば群生する多年草です。太くて長い地下茎が横に這い、地上部は直立して高さ60~100cmになります。やや細長い心形で先が尖る葉を互生し、薄い膜質の托葉が葉柄に合着します。

 

*:24節気72候、夏至の末候「半夏生」のハンゲはオモダカ目、サトイモ科、ハンゲ属、多年草。別名:半夏、へぶす。球形の地下茎から根と茎葉がでて葉は3枚の小葉からなる複葉。花は花形の頂部が緑色か紫色を帯びる仏炎苞、先端は肉穂花序の一部と合体し、付属体が糸状に伸びる。いけばなにも仏炎苞から伸び出した花軸にも豊かな表情があり、一種でいけても楽しい。

 

<いけばなと半夏生>

 

主に新花で用いられる半夏生ですが、格花の寄せ挿けで取り合わせても良いかと思います。先端の葉が白くなる軽やかな感じの葉が取り合わせでも他の花材を明るい感じにしてくれます。自然観と色の美しさを兼ね備えた草本です。

 半夏生は72候の「半夏生」の時期に咲く花で、開花の時期は長くはありませんが、その季節の花のひとつとして取り上げてください。匂いは気の持ち方次第で良くも悪くもなります。嫌われものかもしれませんが人に優しい花です。

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