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未生流 東重甫
いけばな教室
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2014年を振り返って
「師走の慌ただしさを感じながら、身近な目標に向かい忙しさに身を任せ1年を終える」今年も昨年とは異なる心持ちで新年を迎えたのですが、もうその一年が過ぎていきます。 物事にあまり捉われる事無く、自分を生きる。こんな思いで迎えた一年でしたが、年々違った思い出で一年を過せることに感...
未生流東重甫
2015年1月1日
12月の節気:大雪と冬至
本当に早いもので、1月から24節気を紹介してから今月で全て網羅することになります。 節気は中国の殷代に使われていた太陰太陽暦を基にしたものであり、これは太陰歴に24の節目を注記することで太陰太陽暦へ行こうし、気候の推移を太陽の推移で示すことが可能になりました。毎年同じ季節に...
未生流東重甫
2014年11月29日


12月の花:蝋梅(ロウバイ)
様々に織りなす錦絵のような景色も、過ぎてしまえば邪魔物のように忘れ去られます。春の桜もそうですが、良い時もやがて過ぎ去る、人社会の悲哀を感じます。ともあれ、冬眠する木々もあれば寒さに負けずと花を咲かせる木々も沢山あります。そんな中から、今月は厳寒の頃に春を思わせる様な芳香を...
未生流東重甫
2014年11月29日


未生流 京都雅支部 いけばな展 「屏風絵へのいざない」梅・柳・水仙
日時 平成27年1月 17日(土)・18日(日) 10時~16時 場所 長岡京市生涯学習センター2階 市民ギャラリー 主催 未生流 京都雅支部 格花研究会 後援 琳派400年記念祭委員会 京都市並びに長岡京市教育委員会 未生流 十世家元 肥原慶甫...
未生流東重甫
2014年11月2日
11月の節気:立冬と小雪
11月は、深まる秋を目で感じ、肌で感じ、音で感じ、匂いで感じ、舌で感じる時期であり、また、五感で感じる秋は人それぞれの味わいがあります。山々の景色の移りゆく色の賑わいと枯れ落ちる葉や、里の華々しく菊の競演、秋草の楚々とした美しさが気位高く咲く様、そして池には枯れた蓮が侘び寂...
未生流東重甫
2014年11月2日


11月の花:寒椿(カンツバキ)
11月は、いよいよ冬を迎える季節です。24節気の小雪と立冬にもあるように、少しの間秋の実りに舌鼓を打っているとすぐそこに冬が出番を待っています。また、秋のなごりを惜しむかのように紅葉で真っ赤に燃える山々に哀愁を感じる季節でもあります。そんな時節の中で出番を待っている草木も多...
未生流東重甫
2014年11月2日


11月の格花研究会
日時:11月1日(土)10時~16時 場所:長岡京市生涯学習センター(バンビオ) 参加者:30名 今月の花:2種 水仙赤芽柳(あかめやなぎ)21本 午前中は水仙、午後は赤芽柳21本いけました。 水仙のテーマは、「三元で竪姿(たちすがた)と横姿(よこすがた)の曲...
未生流東重甫
2014年11月1日


9月の格花研究会
日時:H26年9月6日(土)10時~16時半 場所:長岡京市生涯学習センター(バンビオ) 参加者:30名(京都雅未生会・翔春会・自由参加者(他流を含む)) 今月の花材:3種 * 木賊(とくさ) * 風船唐綿(ふうせんとうわた) ...
未生流東重甫
2014年10月4日
10月の節気:寒露と霜降
暦の上では秋も深まり冬装備。朝夕の心地よい涼風が幾分の肌寒さを感じさせます。山里の朝はめっきり冷え込み、野草が秋の風情を感じさせてくれる時期で、通年ある菊も本番を迎え、色とりどりに咲き誇りここかしこで菊の競演が催されます。...
未生流東重甫
2014年10月2日


10月の花:茶の木(チャノキ)
朝晩急に涼しくなった途端、日中も爽やかな秋晴れが続いています。最近は、温暖化の影響か紅葉の時期が年々遅くなっている印象を受けますが、徐々に色付いていく紅葉がなぜか物悲しく感じられるのは私だけではないかと思います。見た目派手に変化していく紅葉、色とりどりに咲く秋草や菊と世間で...
未生流東重甫
2014年10月1日
9月の節気:白露と秋分
ここ数年は9月でも残暑の厳しい日々が続きますが、それでも9月の声を聞くと秋を感じます。二百十日(にひゃくとうか)、五節句の重陽(ちょうよう)、二百廿日(にひゃくはつか)、仲秋の名月、秋の彼岸、等々多くの秋のイベントがあります。また、秋雨前線や台風の季節でもあり、そして9月が...
未生流東重甫
2014年9月1日


9月の花:彼岸花(ヒガンバナ)
9月聞くと、まだまだ残暑が厳しい暑さが続いていても、やはり秋を感じますね。9月には、長月(ながつき)や菊月(きくづき)、玄月(げんげつ)、紅葉月(もみじづき)、など様々な別名がありますが、まさに秋を表現する言葉が使われており、暦のうえでは秋真っただ中の時期となります。この9...
未生流東重甫
2014年9月1日


8月の特別研究会
日時:H26年8月2日(土) 10時~16時半 場所:長岡京市生涯学習センター(バンビオ) 参加者:32名(京都雅未生会・翔春会・自由参加者(他流を含む))、聴講者1名 今月の花材:2種 蓮(茶碗蓮、ちゃわんはす);2花9葉(撞木葉等含む)...
未生流東重甫
2014年8月15日
8月の節気:立秋と処暑
8月に入るとすぐ立秋を迎えます。暦のうえでは立秋から立冬の前日までが秋となり、いよいよ暑さのピークも過ぎて秋に迎える折り返し点になりますが、昨今の異常気象ともいえる暑さが続くこの時期はまだまだ夏真最中です。 8月といえば、京都では五山の送り火(大文字の送り火)があります...
未生流東重甫
2014年8月4日


8月の花:杜鵑草(ホトトギス)
冷夏の予報から一転、今年も猛暑な日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。 暦の上では秋が目の前の8月は、秋の草花の1つである杜鵑草(ほととぎす)をご紹介します。 杜鵑草は、鳥のホトトギスと同じ漢字を使って杜鵑、不如帰、時鳥、などと書いていることがありますが、これは...
未生流東重甫
2014年8月1日


7月の特別研究会
7月の特別研究会を終えました。 七夕をテーマに、30人近い参加者が 未生流の伝書に基づいたいけばなに取り組みました。 午前中は、五節句の講義とその参考花の実演、切り竹と刈萱・桔梗・女郎花の寄せいけ、矢筈芒・桔梗・女郎花・河原撫子・赤小菊または撫子の株分けいけの3点を...
未生流東重甫
2014年7月20日
7月の節気:小暑と大暑
早いもので2014年も半分が経過し、この24節気のコラムも折り返し地点を通過しました。少しでもこの24節気を身近に感じていただければ幸いですが、現在でも「暦のうえでは」と天気予報等で使われていますので自然と耳慣れた言葉になっているのではないでしょうか。のこの暦、とは24節気...
未生流東重甫
2014年7月4日


7月の花:向日葵(ひまわり)
今月は7月灼熱の太陽の下で、青い空の色に似合いすぎる様な力強く色鮮やかな黄色い花を咲かせる向日葵(ひまわり)をご紹介します。 向日葵は、被子植物門双子葉植物網キク科ヒマワリ属ヒマワリ種に属する一年草で、学名をHelianthus annuus...
未生流東重甫
2014年7月1日
6月の節気:芒種と夏至
24節気は、立春から始まり「節」と「中」に分けられます。1番目の立春が「節」、2番目の雨水が「中」と繰り返すので、奇数番目が節、偶数番目が中になります。つまり、立春が旧暦正月寅の月の正節で、雨水が旧暦正月寅の月の中気になります。 ...
未生流東重甫
2014年6月4日


6月の花:下野草(シモツケソウ)
今月は、この時期、淡い桃色の優しい花を咲かせて心和ませてくれる草花の1つである下野草(しもつけそう)を紹介します。 下野草は、下野(しもつけ)と間違いやすいですが、名前のとおり下野草は草とつくように草木であり、下野は木です。 ...
未生流東重甫
2014年6月1日
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