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未生流 東重甫
いけばな教室
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10月の節気:寒露と霜降
暦の上では秋も深まり冬装備。朝夕の心地よい涼風が幾分の肌寒さを感じさせます。山里の朝はめっきり冷え込み、野草が秋の風情を感じさせてくれる時期で、通年ある菊も本番を迎え、色とりどりに咲き誇りここかしこで菊の競演が催されます。...
未生流東重甫
2014年10月2日


10月の花:茶の木(チャノキ)
朝晩急に涼しくなった途端、日中も爽やかな秋晴れが続いています。最近は、温暖化の影響か紅葉の時期が年々遅くなっている印象を受けますが、徐々に色付いていく紅葉がなぜか物悲しく感じられるのは私だけではないかと思います。見た目派手に変化していく紅葉、色とりどりに咲く秋草や菊と世間で...
未生流東重甫
2014年10月1日
9月の節気:白露と秋分
ここ数年は9月でも残暑の厳しい日々が続きますが、それでも9月の声を聞くと秋を感じます。二百十日(にひゃくとうか)、五節句の重陽(ちょうよう)、二百廿日(にひゃくはつか)、仲秋の名月、秋の彼岸、等々多くの秋のイベントがあります。また、秋雨前線や台風の季節でもあり、そして9月が...
未生流東重甫
2014年9月1日


9月の花:彼岸花(ヒガンバナ)
9月聞くと、まだまだ残暑が厳しい暑さが続いていても、やはり秋を感じますね。9月には、長月(ながつき)や菊月(きくづき)、玄月(げんげつ)、紅葉月(もみじづき)、など様々な別名がありますが、まさに秋を表現する言葉が使われており、暦のうえでは秋真っただ中の時期となります。この9...
未生流東重甫
2014年9月1日
8月の節気:立秋と処暑
8月に入るとすぐ立秋を迎えます。暦のうえでは立秋から立冬の前日までが秋となり、いよいよ暑さのピークも過ぎて秋に迎える折り返し点になりますが、昨今の異常気象ともいえる暑さが続くこの時期はまだまだ夏真最中です。 8月といえば、京都では五山の送り火(大文字の送り火)があります...
未生流東重甫
2014年8月4日


8月の花:杜鵑草(ホトトギス)
冷夏の予報から一転、今年も猛暑な日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。 暦の上では秋が目の前の8月は、秋の草花の1つである杜鵑草(ほととぎす)をご紹介します。 杜鵑草は、鳥のホトトギスと同じ漢字を使って杜鵑、不如帰、時鳥、などと書いていることがありますが、これは...
未生流東重甫
2014年8月1日
7月の節気:小暑と大暑
早いもので2014年も半分が経過し、この24節気のコラムも折り返し地点を通過しました。少しでもこの24節気を身近に感じていただければ幸いですが、現在でも「暦のうえでは」と天気予報等で使われていますので自然と耳慣れた言葉になっているのではないでしょうか。のこの暦、とは24節気...
未生流東重甫
2014年7月4日


7月の花:向日葵(ひまわり)
今月は7月灼熱の太陽の下で、青い空の色に似合いすぎる様な力強く色鮮やかな黄色い花を咲かせる向日葵(ひまわり)をご紹介します。 向日葵は、被子植物門双子葉植物網キク科ヒマワリ属ヒマワリ種に属する一年草で、学名をHelianthus annuus...
未生流東重甫
2014年7月1日
6月の節気:芒種と夏至
24節気は、立春から始まり「節」と「中」に分けられます。1番目の立春が「節」、2番目の雨水が「中」と繰り返すので、奇数番目が節、偶数番目が中になります。つまり、立春が旧暦正月寅の月の正節で、雨水が旧暦正月寅の月の中気になります。 ...
未生流東重甫
2014年6月4日


6月の花:下野草(シモツケソウ)
今月は、この時期、淡い桃色の優しい花を咲かせて心和ませてくれる草花の1つである下野草(しもつけそう)を紹介します。 下野草は、下野(しもつけ)と間違いやすいですが、名前のとおり下野草は草とつくように草木であり、下野は木です。 ...
未生流東重甫
2014年6月1日
5月の節気:立夏と小満
24節気のコラムも5回目となりましたが、今月は立夏と小満をご紹介します。ここ最近は大型連休の頃から真夏日になる年が多く、気温が高くなるという意味からは、立夏なのかもしれません。 なお、余談ですが、24節気の他に、季節の移り変わりの目安となる雑節(ざっせつ)があります。これ...
未生流東重甫
2014年5月5日


5月の花:牡丹(ボタン)
今月の花は、花の王様とも呼ばれる牡丹(ぼたん)です。 牡丹は、ユキノシタ科ボタン科ボタン属に属する被子植物の落葉小低木で、学名をPaeonia suffruticosa、英名はPeonyです。牡丹の別名には、名取草や深見草、廿日草(はつかそう)、富貴草、富貴花、花王、花神...
未生流東重甫
2014年5月1日
4月の節気:清明と穀雨
24節気の節は季節の始まりとされています。春は立春より、夏は立夏より、秋は立秋より、冬は立冬より始まります。 立春を過ぎると、いくら寒くても余寒といい、立秋を過ぎるといくら暑くても残暑といいます。(残暑見舞いを出す時期も立秋以降です。) ...
未生流東重甫
2014年4月5日


4月の花:山吹/棣棠(ヤマブキ)
今月は、太田道灌(おおたどうかん・室町時代後期の武将)の逸話*で有名な山吹を紹介します。山吹は、六玉川(むたまがわ・古歌に詠まれた6つの玉川)の1つで京都山城国(現在の綴喜郡井手町)井出の玉川**でも一般的に知られています。 山吹は、学名をKerria...
未生流東重甫
2014年4月1日
3月の節気:啓蟄と春分
24節気は、暦に気候の推移を示す24の基準点です。 旧暦では、冬至を計算の起点(0度)において1太陽年を24等分していたのに対し、新暦では、春分点を起点としています。 太陽が春分点を起点に再び春分点に達するまでを360度とし、これを24等分することで各節気を配置、1年間...
未生流東重甫
2014年3月1日


3月の花:春蘭(シュンラン)
今月は春に咲く蘭、春蘭(しゅんらん)を紹介します。 春蘭は、単子葉植物ラン科、セッコク亜科シュンラン属多年草で学名はCymbidium goeringii、別名にホクロ・ジジババなどがあります。この名前の由来は諸説あり、花の形からきたとも言われています。また、花言葉には気品...
未生流東重甫
2014年3月1日


2月の花:福寿草(フクジュソウ)
今月は福寿草(ふくじゅそう)を紹介したいと思います。福寿草は、キンポウゲ科フクジュソウ属に属する多年草で、学名はAdonis ramosa Franchです。また、元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の別名を持っており、青森や岩手ではマングサ、ツチマングサと呼ぶ地...
未生流東重甫
2014年2月1日
2月の節気:立春と雨水
前回の1月:小寒と大寒でも説明しましたとおり、24節気は、中国で紀元前4・5世紀頃から形成され始め、紀元前3・4世紀頃には今の様な形式になったといわれています。そしてその名称の1つ1つが、当時の政治・経済・文化の中心であった黄河中下流の大陸的気候に基づいてつけられたものです。...
未生流東重甫
2014年2月1日
1月の節気:小寒と大寒
もし、我々人間社会に暦が無かったら、何も成立しないのではないでしょうか。原始社会においてもその社会に相応しい暦がありました。 人間以外の動物にも昼夜の変化・気温の変化・季節の移り変わり等による自然の変化を察知してそれぞれの社会を形成していて、身近なところではクマなどの変温...
未生流東重甫
2014年1月3日


1月の花:薺(ナズナ)
今年も「今月の花」を続けることになりました。思いつくままの花選び、コメントではありますが、これまで気づかなかったその花の良さを発見するかもしれないと思いながら書いておりますので、お付き合いください。 1月は春の七草から薺(なずな)を紹介します。 ...
未生流東重甫
2014年1月1日
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