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2016年を迎えて

January 13, 2016

新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2016年も始まって早1週間が経過しようとしていますが、今年の始まりは昨年暮れからのPCのトラブルでした。USBメモリーにバックアップはしたけれど、元に戻す自信はなく途方にくれていたところ、救いの神(娘)がやってきて、初期化からインターネット、メール、Word、Excel、筆まめと元に戻してくれました。
いまどき、PCに頼っていることが多いのに呆れていると同時に、日頃お世話になっているPCの基礎の知識もないことに気付かされた事件でありました。

 

2016年は、7日の家元会館での歳旦祭ならびに帝国ホテルでの新年式から始まります。私の所属する未生流京都雅支部は9日の新都ホテルでの新年会からの新しい1年の始まりです。
いよいよ今年の始まりを迎えるに当たり、毎年ではありますが自分自身への戒め一言としてこのコラムを書いています。

 

まず、1月30~31日に「紫雲会」というグループの花展があり、こちらに個人作で出瓶します。三種寄せ挿けが他に無かったので私がいけようと考えています。続いて、4月1~3日には東京は目黒の雅叙園百段階段での花会に出瓶します。東京で開催する花会はお弟子さんの協力がなければ難しく、毎年迷惑をかけてしまっています。幸いなことに今年は特別な催しの予定はなく、毎月のいけばな研究会にも力を注ぐ事が出来るかと思います。

 

いけばなは、「おもてなし」として古くから文化を継承している。仏花に始まり、民衆に広がって江戸期の文化として栄え今に至るいけばなです。手習いとして栄え、多くの人に愛されてきましたが、さて「おもてなし」となるといささか首をひねりたくなることもしばしば。いける人の心を感じられるいけばながどれ程あるのでしょうか。

 

いける人の心を反映するいけばなに携わる人々が、何を学び、何を教え、未来への懸け橋として働きかけるのか、自身を含めいけばな家として生きている人に問いかけたいとも思います。私にとってそんな探求の年であるような気がする。

 

技術を学び、教えるのも良いですが、形の美しさ、いわゆるビジュアルな面でのいけばなだけにはなって欲しくはないです。元来のいけばなの意義を思い起こし、2020年オリンピックを目途として4年後を目指してでもいい、今一度いけばなが目指した華道の本質を見極める時のように思います。
今年も一歩でもいい、モットーとして掲げている「泰然自若」に近づきたく思います。1年は長いようで短い、しかし多くのことに立ち向かえる時間はあります。
「今年という過去を創る。」後に顧みて、良い過去であって欲しいと願います。

 

 

本年もこんな私とのお付き合いをよろしくお願いいたします。一緒に素敵な過去創りに踏み出しましょう。
                            
2016年1月6日
未生流  東 重甫

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