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1月の節気:小寒と大寒

January 3, 2014

もし、我々人間社会に暦が無かったら、何も成立しないのではないでしょうか。原始社会においてもその社会に相応しい暦がありました。
人間以外の動物にも昼夜の変化・気温の変化・季節の移り変わり等による自然の変化を察知してそれぞれの社会を形成していて、身近なところではクマなどの変温動物の冬眠などがあげられると思います。

欧米諸国では、グレゴリオ暦を新暦、ユリウス暦を旧暦といい、日本で主に使われているものはみなさんご存知の新暦になりますのでこれがグレゴリオ暦になります。他にも国や宗教、考え方によって異なる暦法があることが知られています。
そんな暦の中から今も我々の生活に溶け込んでいる「24節気」を取り上げてみます。

天気予報などで「暦の上で」という言葉をよく聞きますが、このその暦とは「24節気」を意味しています。
24節気は、紀元前3~4世紀から今の様な形式になったといわれており、四季を91日ずつに4等分するものです。四季の始まりを四立(立春・立夏・立秋・立冬)、四季の真ん中を二至二分(春分・夏至・秋分・冬至)といいます。

このように、本来24節気としては立春から始まりますが、1月の24節気からスタートします。なお、今年は1月5日が小寒、1月20日が大寒です。

<小寒(しょうかん)>
現在広まっている定気法では、太陽黄経が285度の頃で、1月5日から大寒前日の1月19日の期間です。
寒さが最も厳しくなる期の前半であり、暦便覧では「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らう故、益々冷える」と説明されています。この日から節分までを「寒」、小寒は「寒の入り」といい、寒中見舞いを出し始める時期です。
24節気をさらに細かく、1節気を5日ずつに分けた「72候」では、小寒の期間には初候、として芹乃栄(せり すなわち さかう:芹がよく生育する)中候として水泉動(すいせん うごく:地中で凍った泉が動き始める)末候として雉始雊(きじ はじめて なく:雄の雉が泣き始める)があります。

<大寒(だいかん)>
太陽黄経が300度の頃、1月20日から立春前日の節分2月3日までの期間です。
寒さが最も厳しくなる時期で、暦便覧では「冷える事の至りて甚だしきときなれば也」と説明されています。
なお、大寒の朝の水は寒の水といい、1年間腐らないとされており、保管する家庭が多いです。また、武道などではこのころ寒稽古が行われます。
大寒の期間の72候には、初候として款冬華(ふきのはな さく:フキノトウが蕾をだす) 中候に水沢腹堅(さわみず こおりつめる:沢に氷が厚く張りつめる)、末候として鶏始乳(にわとり はじめてとやにつく:鶏が卵を産み始める)があります。

1月の時候の挨拶としては、厳寒の候、大寒の候、厳冬の候、仲冬の候、大寒の砌、酷寒の砌、寒さ厳しき季節、晩冬の候、向春の候、春寒の候、余寒の候等々寒さに関係した言葉で自分が感じたものを使います。
また、1月は新年の月でもありますので、新春の候や初春の候、向春の候なども松の内(1月7日もしくは15日)くらいまでは使うこともあります。

いかがでしょうか。何となく使っていた言葉でも、背景を知ると大変興味深いものであることが感じられたかと思います。
寒さの中にも少し新しい発見を探しながら過ごしていただえけると幸いです。

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