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未生流東重甫

2016年9月 特別研究会


2016年9月 特別研究会

場所:生涯学習センター(バンビオ)

日時:9月3日(第一土曜) 10:00~16:00

テーマ:小品花

参加者:28名

花材:

  • パプリカ黄4個・緑3個、長唐辛子10個、ピンポン菊黄5本

  • 太藺10本、エメラルドウェーブ7枚、木苺5本

  • 鶏頭赤3本・黄4本、アマランサス緑5本、カーネーション赤5本

器:透明ガラスポット

午前中は未生流の新花について、特に造形手法についての考え方を細やかに説明し、参考花を制作しました。

今回の花材は、常の稽古ではあまり取り入れない小品花でしたので、いけ方だけでなく、考え方についても説明をしました。

6月の研究会では、いけることの少ないミニの花を15cm立方でいけましたが、それより少し大きいとはいえ、30cm立方で挿ける小品花は難しいものです。

小品花をいける際の課題として、形を作るのではなく、花材を活かすことと何か説明が出来る作品創りを目指すように説明しました。

参考花から発展して、いろんな作品が出来ていく過程で、試行錯誤しながらも楽しく取り組んでいる姿が印象的でした。

造形手法ですので、造形に制限はありませんが、この小品花では大きさの制限があり、さらに器との融合の中での作品創りです。今回は器だけでなく、花材も①~③の組み合わせから抽選で決定しましたので器、花材ともに選択の自由はありません。造形手法は、自由な発想のもとにいけるものとはいえ、このようにテーマや課題があるからその範囲で楽しめるのかもしれません。ただ、そんな中で同じ作品が無いのは自然の花材を遣うからでしょうか。

真剣に取り組むのもいけばなですが、皆さんが和気藹々の中で創り出される作品にも味わいがあるものです。終始楽しそうにいけて頂いたことに感謝です。当然楽しくいけるために準備して頂いた皆さんにも感謝いたします。

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