2016年7月 特別研究会
場所:長岡京市生涯学習センター 日時:2016年7月2日(土)10:00~16:30 テーマ:轡を組んで花を留める。黒白の砂利で景色創り 参加者:28名
今月のテーマは黒白の砂利での景色創りです。轡(くつわ)の復習を兼ねての研究会です。午前中は、轡の組み方を伝書にそって全員が組めるように実習を兼ねた講義と黒白の砂利での景色の創り方について学習しました。水陸分け、川の創り方、八つ橋の景色創り等、六玉川の説明も加えて内容の濃いものとなりました。 参考花は、秋の野草を使っての景色挿けを披露しました。砂利で川の景色を作っていけた秋草を配置するとより情景が表現できたと思います。
そして午後はいよいよ参加者の実習です。今回は、小さめの広口を用意しましたので2人か3人でのグループでの実習です。 まず、矢筈芒(やはずすすき)、桔梗(ききょう)、藤袴(ふじばかま)、女郎花(おみなえし)、撫子(なでしこ)等、7種の花材の中から各自選んでいけていきます。このいけた花を各自が組んだ轡に留めます。全員が思い思いに轡を組んだり、花を留めたり中々楽しそうに取り組んでいたのが印象的でした。
続いて、黒白の砂利での景色創りです。八つ橋の景色創り、次に玉川の景色創り、川の流れの方向や流れの速さを確認しながら意味をしっかり感じ、写し観ていきます。これが出来たことが確認されてから、大小の花をいけて砂利で創った景色に配置していきます。
自分で完成させる事の難しさを感じながら、段々と作られていく景色に参加者は満足したようです。 今回、轡は各自持参していただきましたが、広口、砂利、花留め、蛇籠そして幾種もの花材を用意して参加者の実習の手助けをする幹事の皆様にも感謝です。