top of page
  • 未生流東重甫

1月の花:薺(ナズナ)


今年も「今月の花」を続けることになりました。思いつくままの花選び、コメントではありますが、これまで気づかなかったその花の良さを発見するかもしれないと思いながら書いておりますので、お付き合いください。 1月は春の七草から薺(なずな)を紹介します。 薺は、フウチョウソウ目アブラナ科ナズナ属に分類される越年草(秋に発芽し越冬し翌年に枯れる植物)で、別名にペンペングサ(ぺんぺん草)、バチバチクサ、シャミセングサ(三味線草)、ガラガラ等があります。 名前の由来は、撫でたいほど可愛い花の意味「撫で菜」や苗が地についてちぢまっている所から「滞む(泥む)」、「野面菜」が変化してナズナ、花の下についている果実が三味線の撥(ばち)に似ている所からシャミセングサ、夏になると枯れることから「夏無(なつな)」等諸説あります。 みなさんよくご存知のとおり、春の七草の1つで、若苗を食用にします。1月7日の人日の節句には、春の七草で七草粥を食べて無病息災を祈る習慣が現在も残っていますが、かつては冬季の貴重な野菜だったようです。 民間薬として陰干ししたのちに煎じたり、煮詰めたり、黒焼きなどして肝臓病・解熱・血便・血尿・高血圧・止血・生理不順・腹痛・吐血・便秘・利尿に効き、各種薬効に優れた薬草として用いられています。 なお、いけばなには季節の応合い(あしらい)に使うことがあります。 よく見れば なづな花咲く 垣根かな - 松尾 芭蕉

flower_nazuna.jpg

#今月の花 #花に寄せて

最新記事

すべて表示

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年の干支は癸卯(みずのとのう)ですがみなさんの干支は何でしょうか。実は、私は講義の中で頭の休憩として「あなたの干支は?」と尋ねることがあるのですが、大概は12支の子や丑といった動物だけで答えてくれますので講義が和やかになります。 干支とは、字の如く十干十二支を言いますので、正しくは甲子(きのえのね)、乙丑(きのとのうし)

今年も慌ただしい師走を快く迎える事が出来ました。確かに何かにつけ忙しく感じますが、何だかホッとしています。 年始にもご紹介しましたが、安岡正篤氏曰く「忙しいと云う字は、心を失うと書く。心を失っては駄目である」という戒めの言葉があります。おおよそ忙しいと周りの見える範囲が常より狭くなります。しかしこの状況を喜べば嬉しい悲鳴に変わるものです。未だ身体が動くこともあり、新しい年を迎える準備は忙しいという

「華道玄解」 荒木白鳳著  閲覧32 2022年12月のコラム 気がつけば12月、2022年も終わりに近づいてきました。 師が東西に忙しく走り回ることから師走とはよく言ったもので(諸説あります)、月半ばともなると気持ち的にも世の中的にも気忙しくなってきます。そんな慌ただしい月ではありますが、今月も華道玄解のコラムです。 先月は先々月に続き、『妙空紫雲の卷參考資料』の『妙空紫雲』を読み進めましたが

bottom of page