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  • 未生流東重甫

2013年を迎えて


みなさま 新年明けましておめでとうございます。 お元気に新春をお迎えのことと存じますが、いかがおすごしでしょうか。 さて、昨年1年間は、「2012年を振り返って」でも少し触れさせていただきましたが、大変充実した1年でありました。そして、過去の行方を探す訳ではありませんが、これらの日々は今後の糧としなければと思います。 いけばなの世界、こと未生流で生きてきた私が今年に限らず思うのは、二百年の歴史をもつ以上、同時に二百年先の未生流のあり方についても考える事です。 と、少しスケールの大きなお話しになりましたが、当然私個人の力は微力でありますし、そんなことを思案し始めると、ただ個人の無力さを感じたりすることもありますが何らかの形で表していきたいとは考えています。 そこで、いけばなの研究は当たり前として、理想を追う心を表現したいと思います。 これこそが、今年なすべきことではないかと私自身深く感じております。 2013年の主な活動としては、小規模な花会やウィーンでのイベント参加、台北でのいけばな実演イベントなどを考えていますが、こういった活動を行う際に特に大切なことは、私自身だけでなく、私を支持して頂いております多くの人達が、未生流門葉として楽しくいけばなに関わることが出来る機会や環境を提供することではないかと自問しております。 今年は「飛躍の年」までも行きませんが、今まで以上に前に進む年にするべく働く年と肝に銘じ、精進したいと思います。 年齢と身体はおのずと成長しますが、努力なしで「人」としての向上は望めません。向上心とは常に仲良くお付き合いしたいものです。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 2013年 1月 東 重甫

#挨拶

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新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年の干支は癸卯(みずのとのう)ですがみなさんの干支は何でしょうか。実は、私は講義の中で頭の休憩として「あなたの干支は?」と尋ねることがあるのですが、大概は12支の子や丑といった動物だけで答えてくれますので講義が和やかになります。 干支とは、字の如く十干十二支を言いますので、正しくは甲子(きのえのね)、乙丑(きのとのうし)

今年も慌ただしい師走を快く迎える事が出来ました。確かに何かにつけ忙しく感じますが、何だかホッとしています。 年始にもご紹介しましたが、安岡正篤氏曰く「忙しいと云う字は、心を失うと書く。心を失っては駄目である」という戒めの言葉があります。おおよそ忙しいと周りの見える範囲が常より狭くなります。しかしこの状況を喜べば嬉しい悲鳴に変わるものです。未だ身体が動くこともあり、新しい年を迎える準備は忙しいという

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 今年の干支は壬寅(みずのえのとら)です。十干の壬(みずのえ)は、五行の木・火・土・金・水のうち、水の陽であり、甲(きのえ:木の兄)、乙(きのと:木の弟)の概念から、兄弟でいう兄といわれ 、河川の水や井戸の水など自然界の水とされます。また、十二支の寅は、五行の五神では西の守り神白虎に通じます。清く活きた水と西の守り神白虎とでコロナ退治

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