top of page
  • 未生流東重甫

8月の花: ハス


古名は「はちす」。 花托(蓮肉・台(うてな))の形が蜂の巣に似ている所から名付けられました。水芙蓉・不語仙・池見草などと称します。 中国では「荷か」の字を当てます。日本へは仏教と共に渡来した花で歴史は古く、釈迦生誕の故事にも出てくるもので仏教とは深く縁のある花です。 種子は食用として、生でも頂けますが蓮の種ごはん等は精進料理にも出ます。台湾・中国のお土産で蓮の種の砂糖漬けはよくご存じのものでしょう。 京都 宇治の三室戸寺に於きまして毎年蓮酒と称して、大きな蓮の葉にお酒を注ぎ茎からそのお酒を飲むというような催しが有ります。これは蓮の葉と茎の付け根中央部に細い穴が沢山あいています、その穴から葉に注いだお酒を茎を通して飲みます。 いけばなでは、多くの種類の蓮が有りますが小型の茶碗蓮がよくいけられます。時には大きな器に大きな蓮をいけることも有ります。 未生流でも特殊な花の一つで、「伝書 原一旋転」に`白蓮一輪挿け方の心得`として細やかに説明がなされています。 蓮の花には種類が多くありますが、白かピンクの花弁で雄蕊の白いものを使います。八重咲は基本的には使いません。蓮はその出生から浮葉・撞木葉・開き葉・巻葉など景色良く挿けます。花の高さは、花が開くと葉より高く、蕾の場合は葉より低く扱います。 挿けるにあたって大切なことが水揚げです。水揚げとは花を活かす事ですが、葉が大きい分水の蒸発が著しく風に当てるとすぐ枯れます。朝日が上がる前に切り、ポンプで切り口から葉の先端まで水が行くように注入します。後は風に当たらないように出来るだけ深水に着けます。そんな折葉を傷つけないように注意します。 何事も経験してみる事が肝要でしょう。

flower_lotus01.jpg

最新記事

すべて表示

2024年の新春を迎えて

令和6年能登半島地震において被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。 新年早々の心痛む震災や事故があり、震撼する出来事で被災された方達を思うと、新年の祝詞が少し難しい気がいたしますが、新年を迎えるのは、日頃と同じで爽やかな朝を迎える思いです。 例年と同じく、1月2日には書き初めをしました。今年の書き初めは「但尽凡心」、”ただ凡心を尽くすのみ”安岡正篤『

NHK文化センター講座(青山教室)終講のお知らせ

いつも大変お世話になっております。 さて、突然のお知らせになりますが、現在NHK文化センター青山(青山教室)にて開催しております講座につきまして、2024年3月を持って終了することになりました。 なお、2024年3月の講座は東先生のご都合により休講となりますので、現在の青山教室でのお稽古は2024年2月が最後となります。 終了に関するご連絡はNHK文化センターからもご案内がございますので後日ご確認

2023年を振り返って

師走恒例の慌ただしく感じる思いを楽しむことが出来ています。 今年を振り返ると毎年ではありますが、「今年始めての体験」という事がありました。いつの年も何かしら新しいことに挑戦できていることはありがたいことです。私一人では到底出来得ないことも、周りの人達に助けられてではあるが前に進んでいる気がします。 年の初めは、そろそろ恒例になってきています家族11名での長岡天神での書き初めからでした。思い思いの言

bottom of page