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今年もいよいよ師走を迎える時期になりました。1月から未生流三才の巻の中から、婚礼の花の心得に始まり、追善の花の心得、祝事の花の心得や四季祝日の花の心得等、数々紹介してきましたが、今年最後の今月は四季祝日の花の心得から「事始」を取り上げてみたいと思います。陰陽消長ではありませんが、終わりがあれば始まりがあるものです。

 

伝書三才の巻に、事始めについて以下の記載があります。

 

事始めは、古昔(いにしえ)天地穏やかにして、万の憂いなき日なれば、この日正月のまつり初め給うなり。故に今の世に至りても、臘月(ろうづき)13日を事始めとて、掃除などを...

今月は未生流伝書「三才の巻」祝事の花の心得から、代を譲る「家名続目(かめいぞくもく)」と後進に託す「入院(じゅいん)」を取り上げてみたいと思います。

 

最近の世間を騒がせているニュースにはうんざりすることも多いですが、それでも片田舎の田畑に生き甲斐を見つけたような表情で耕す人の姿を見ると気持ちが和らぎます。


基本、私たちは汗をかいて働く姿や好きで夢中になって追い求める姿にあこがれを感じているのではないでしょうか。人生で何かをやり遂げる事は難しいですが、挑戦し続けることは可能です。この気持ちが萎えた時の寂しさは体験するまで真の意味で理解...

暑い夏が過ぎ、朝晩が過ごしやすくなると共に錦織りなす木の葉の競演が北の方から始まりました。本格的な秋の気配がすぐそこまできているようです。
 今月は少し早いのですが、未生流の伝書「三才の巻」祝事の花の心得から髪置(かみおき)と袴着(はかまぎ)についてお話ししたいと思います。

 

旧暦11月は、一陽来復の月であり、その月の満月である15日が髪置・袴着のであったようです。一陽来復とは、陰陽説の陰陽の巡りのことです。陽が極った時は陰の兆しがあり、陰が極れば陽の兆しがあるとする陰陽の巡りの中で、11月は陰が極る月です。つまり、いよいよ陽の兆しが...

2015 年9 月のコラム 茶室の花の心得

 

酷暑だった今年の夏も終わり、今年は秋がいつもより早く訪れる気配を感じるような日々です。冬には春が恋しい、春には夏が愉しみ、夏には秋の訪れを待ち、秋には冬の遊びに期待する。四季それぞれの訪れを楽しむ気持ちが1年中幸せになる秘訣ですね。

今月は未生流としての「茶室の花の心得」をお話しします。


伝書三才の巻に、茶室に花挿ける時は、「姿小さめにして挿花の法を備え、閑静に挿けたるが至極宜し」と説明があり、この他に香の事や風炉先、三重棚についても記載があります。
また、古い伝書の 表華術三才の巻六十四箇...

今年は未生流伝書「三才の巻」から抜粋してお話をしていますが、今月は今ではあまりいける事もありませんが、時節柄も考慮して追善の花を選んでみました。

 

現代のいけばなでは、「どんな形の花をいけるか?」「どのように綺麗な花をいけるか?」「何を感じて流派の花の形をいけるか?」と形を求める事に専念しているようです。これはどの流派においてもその様に思います。

花の形には、そこに至る多くの意味があり、その意味を理解してその植物らしさを表現する、そんないけばなの第一義を忘れているような気がします。

自戒を込めて、ですが、いける花の意味を感じながら、また、...

6月のコラムでは、三元(上元、中元、下元」を御紹介しましたが、今月もこの三元に関連したお話しになります。


三元は、陰暦の1月、7月、12月(10月)の15日でほぼ満月にあたる日ですが、朔日(ついたち、さくじつ)も神社仏閣では1月、8月、12月の三朔日は特別にお祀りしています。
朔日とは、現代的な定義では新月といっていますが、正しくは太陽と月の視黄経が等しい時で地球から太陽と月が重なり、月の反射光がほとんど確認できない日のことです。これを過ぎて初めて確認できる月が「新月」になります。なお、新月から三日月、十三夜(じゅうさんや)、十五夜...

この時期になると、とあるデパートからずっしりとした冊子が送られてきます。関東に合わせると1ヶ月早い「お中元」のシーズン到来です。お中元と中元とはどんな関わりの中に有るのかぼんやりとしかわかりません。

中元の説明をする際、切り離す事が出来ない三元があります。そこで、今月は三元(上元、中元、下元)についてご説明しましょう。
三元とは道教の行事で、上元(1月15日)は福を与える、中元(7月15日)は罪を赦す、下元(10月15日)は厄を祓う日とされています。日本では、上元は小正月として小豆粥を食して祝ったり無病息災を祈ったりました。また、中元...

今年は「伝書三才の巻」から項目を選んでお話をしています。未生流伝書三才の巻とは、いけばなを始めるに当たり知っておくべきこと、例えば「いけばなの成り立ち」や「いけばなの大意」そして教えるに当たり必要なことなどの説明があります。
「祝事の花の心得」には生活に密着している行事の中でも、これだけは知っておきたい基本的なことが書いてあります。
花をいける時の注意としての項目には、新宅移徙の花の心得や追善の花の心得、婚礼の花の挿け方の心得、祝事の花七箇条、四季祝い日の花十一箇条、五節句の花六箇条等々広きにわたって説明があり、これらのうちの一部は...

2015年4月のコラム 元服(祝事の花の心得より)

 

今年は「伝書三才の巻」から項目を選んでお話しています。1月は婚礼の花、2月は節分、3月は新宅移徙の心得と進んできましたが、4月は「伝書三才の巻」の“祝事の花の心得”から「元服(げんぷく)」をお話します。

元服、と聞くと時代劇等を想像する方も多いかと思います。確かにかなり古い言葉ですが、奈良時代より男子の成人式の様なものとして旧来より行われてきました。室町時代以降は、11歳から17歳位(数え年で12歳~17歳)までに行われており、特に12歳頃が多かったようです。余談ですが、公家の女子の...

3月になりました。この時期は、入学・入社、転勤などで慌ただしく引越しをする人が多い時期でもあります。現代社会において、引越し(移徙)は当然のごとく行われ、家やマンションにそこまで愛着がないこともあり、引越しが一大事業と考える暇もなく住みつき、その社会になれていきます。加えて、床の間のある新宅も少なくなってきました。

 

しかしながら、江戸時代はもちろんのこと、昭和の時代に入ってからも新しい家への引っ越しは、実は大変な事業でありました。

新築を建てて移り住み、新宅にお客を迎え披露し、そのお客をもてなす花でもあり、縁担ぎでもある花を床の間にい...

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January 23, 2019

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