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12月、師走という言葉だけで何だか忙しい感じがします。毎年のことではありますが、今年1年を振り返ってみると確かに様々なことがありました。そしてこれが良かったのだろうか?あれで良かったのだろうか?と答えが出ないまま、また来る年を迎えます。それでも、間違いなく前に進んではいます。
「新しい年の私はもう去年の私ではない、少し経験を重ねた今年の自分を感じたい。」このような思いで過去創りに励んで1年を終える時節が師走です。

毎年の師走、行く年のしんがりで新しい年を迎える最大のイベントの月であるはずです。12月は24節気の仲冬にあたり、節は大雪(...

2017年11月のコラム<五巻筒:梅花(ばいか)・山水(さんすい)>

 今月は五巻筒の梅花と山水を取り上げてみます。すでに五巻筒の詳細については、先の2か月に渡っては三巻筒を含め先月、先々月と話してきましたので割愛しますが、五巻筒や三巻筒がどのような基準で創られたかを今一度考えてみましょう。

竹は、四季を通して入手可能であり、陶器や唐金のように前もって用意することもなく、好きな形にすることが可能です。この手軽さもあり、花器として普及し、そこに流派としての世界観を込めたものであろうと推測されます。そしてこの世界観が流派の発展と共に世間に知...

2017年10月のコラム <五巻筒:八重垣・段杭>

 10月は9月から引き続いて五巻筒を紹介します。
自然が織りなす妙象、摂理を形に変えて表現するべく組み方を変え、名称を付けて楽しみます。三巻筒では、3本の決められた長さの竹筒の並べ方でその大意を表現しました。これに対して、五巻筒では長さが決められている竹筒5本の配置があり、この長さは太さによって3種の組み合わせがある事は前回お話しした通りですが、作り方は1本の竹で切、節の合計9節が基本です。11節になっても節の数が陽の数(奇数)なら許されます。また、これらの配置方法は、未生流の先哲に...

2017年9月のコラム <五巻筒>

今年は三巻筒、二管筒、二重切や三重切そのほか竹の器について話を進めてきましたが、三巻筒に続いて五巻筒をご紹介します。
竹筒では、寄せ筒の二管、三巻、五巻、七管、九巻、十二巻、十五巻等々応用で何巻でも考えられます。活の員数に随い長さが決められ、組み合わせも決められます。
長さは活の員数から、寸法の数が決められ、24節の2寸4分から、十干の1尺、十二支の1尺2寸、天地の合数の1尺6寸、節気の2尺4寸、28宿の2尺8寸等々2寸4分から4尺8寸迄の20種と説明されている書もあります。ただし、未生流では伝書「...

2017年7月のコラム <二管筒>

今年は6月まで未生流の器の中でも寄せ筒の基本である二代家元創意による三巻筒についてご説明してきました。
花をいける器には多くの種類がありますが、その中でも未生流伝書「規矩の巻」にあるような形や寸法に意味を持たせて大切に扱われる器は少なく、また器の素材も、基本的に竹と桐の木がほとんどです。
陶器の場合も、銅や鉄で作る場合も伝書規矩の巻を参考に作る方がいける際も使いやすいものです。
今月は、数ある竹花器がある中でも伝書に説明が見当たりませんが、日頃の花展などではなじみ深い二管筒*(にかんつつ)についてお...

2017年6月 今月のコラム <三巻筒 左旋右旋>

未生流の伝書「規矩の巻」には、花器やお花道具等を造り方について細やかに説明がありますが、中でも竹花器は未生流にとって大切な器の1つです。

宝器とされている七種竹花器の三種の変化に始まり、三重・五重・船等いく種もの竹花器だけでなく、寄せ筒の基本ともいうべき三巻筒の説明もあります。

三巻筒は、「是より曲物之圖 未生斎康甫法眼好」の最初に説明がありますが、これはいわゆる二代家元未生斎康甫の創意による器です。

器の意味については、太極、両儀、三才和合とこれまで数ヶ月にわたって説明をしましたが、大変...

2017年5月のコラム <三巻筒 三才和合>

花展で必ず用いられる器には、水盤・広口のような幅が広い器(据物花器)と寸渡・二重切竹花器、三巻筒のような背のある器(置き花器)があります。特に竹で創られた器は加工し易いことに加えて手に入り易いこともあり、未生流初代家元の時代から重宝されてきました。伝書でも竹花器を創るうえでの諸注意が細かく説明されています。

一本の竹で創る器は五大(空風火水地)から割り出した寸法に“活の員数”を基に形や大きさが決められ、また、何本かを寄せて用いる竹花器(寄せ筒)は太さに応じた活の員数に当てた長さの寸尺で造られ...

伝承の花の花器にはいける場所や用途により様々な形のものがあり、花器の材質も同様に、竹製、木製、陶製、銅製、鋳物、硝子等、種々あります。なお、未生流におきましては真・行・草の花器として真は唐金、行は陶器、草は竹と決められています。その中でも竹の器は未生流の「七種竹花器」(昨年のコラム参照)とその変化として合計21種の竹器が宝器とされ、この21種の宝器から色々形に変化を加えていく種もの竹花器が創られてきました。

この竹花器は、五大(空、風、火、水、地)から導き出される寸渡の寸法と活の員数*によって切り口の大きさや柱の太さなどが決められてい...

2017年3月のコラム <三巻筒 太極(たいきょく)>

 花器には、用途や形に応じて様々な呼び方があります。広口や水盤のように背丈の低いものを据物花器、対して寸渡(ずんど)のように幅に比べて背丈のあるものを置き花器、背丈も幅もあるものは壺と呼びます。
未生流では、置き花器と据物それぞれで基本的な花の大きさが決められています。
丸い水盤や小判型の馬盥のような花器の場合、高さは器の円周の3分の2、四角の広口や水盤は差し渡しの3倍(横幅の2.1倍)が基本です。

「伝書三才の巻」の花姿花器相応の心得でも次のように花の寸尺の説明がされています。

“...

2017年2月のコラム ≪三巻筒 1≫

当HP開設以来、1) 京都三大祭り、2) 五節句、3) 二十四節気と七十二候、4) 伝書三才の巻、5) (伝書三才より)器と花と日本の文化や年中行事と生け花、それに係る未生流の基礎的知識についてご紹介をしてきました。2017年は三才の巻から少し離れ、日ごろよく目にする器の中から寄せ筒について1年を通じてご紹介していきます。

生け花は京都発祥ですが西日本や中部・東日本に至る日本津々浦々に流派があり、正確な数は定かではありませんが300流派は下らないかと思います。当然、流派それぞれが独自のいけばなを展...

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